葉山S邸ご主人のレヴュー No.001 2016.03.11

〈青山から葉山へ〉
夫婦とも生粋の東京生まれ東京育ち。
東京は大好きな街だ。
でも何年か前に
東京はもう住むところではなくなっている
と感じる日々を毎日過ごしていた。

会社時代はとにかくひたすら深夜まで働き
その後独立し青山に事務所を設立。
仕事もどんどん楽しくなってきたけど
体と心の消耗は激しかった。

東京は色々なものが集まり、様々な人が集まる
とても素晴らしい街。
でもその引き換えに何かを我慢するということを
強要されている気がする。

東京というシステムの中心にいると
そんなことにも気づかず
我慢が当たり前になる。

そして東京には余白が少ない。
余白のないものにいいものはない。
誰もが無意味に忙しそうだ。
そして忙しくしていることが美徳にもなったりしている。

それから
便利という概念。
そりゃ東京は便利だ。
もう必要ないくらい便利。

でも便利と快適さがイコールではなくなった。

利便性だけを追求する日々はもういいのでは?

そんな事をよく考えるようになった。

そして決定打はかみさんのつぶやきだった。
「私たちも人生の折り返し地点だね。
そろそろ東京を卒業してもいいかも。
とはいえがっつり田舎にはいけそうもにないし…
湘南とかいいね。」

人生がぐっと舵をきった瞬間である。